自宅でシーシャを吸う際に、煙で火災警報器は作動しないの?と気になったことはありませんか?
今回の記事では一般住宅に設置されている火災警報器の仕組みと、作動を防ぐ方法を記載しています。
※この記事での記載はあくまで、シーシャを吸う時間のみの処置となります。シーシャを吸い終わり次第すぐに、正常な状態に戻すことと、喫煙中はシーシャのみに限らずその他の要因での火災に気を付けるようお願いします。
不安に感じた方は日本火災報知機工業会のHPをご確認頂ければ、より安全安心にシーシャが楽しめることと思います。
■火災警報器の種類とその仕組み
一般住宅に設置されている火災警報器には『煙式(光電式)』と『熱式(定温式)』の2つがあります。
『熱式(定温式)』
『熱式(定温式)』は火災警報器の周囲温度が一定の温度に達すると音や音声でお知らせをするものとなります。
火災警報器周辺の温度が上昇し、一定の温度になった時に感知するものや、内部の空気が熱により膨張して感知するものに分かれますので、こちらのタイプであればシーシャを吸う際に作動することはないと思われます。
ただし、夏季には冷房や空調を使う、換気を行う等、念を押して室温を下げると、より安全にシーシャを楽しめるようになります。
また、稀なパターンではありますが、火災警報器に近い位置にHMS(ヒートマネージメント)があると、炭の温度を感知してしまう場合がありますので、机等の高い位置の場所にシーシャの台を置くことを避け、床に設置することも考慮しましょう。
卓上コンロ等で炭を加熱する場合も、同様に注意が必要ですね。
『煙式(光電式)』
『煙式(光電式)』は読んで字のごとく煙が火災警報器に入ると音や音声で警報を知らせるものとなります。
天井に1つだけ設置されている場合は、感知器の内部に煙が侵入することで、発光部から出る光が乱反射し、受光部がそれを感知する仕組みとなっています。『熱式(定温式)』との見分け方は、説明書の確認が一番確実です。
簡単に説明すると、装置の最下部に位置する板の面に隙間があるかどうかとなっています。『煙式(光電式)』は隙間が無く、『熱式(定温式)』には煙を通すため、隙間が設けられています。
天井に2つある場合は、送光部、受光部の二部別れて設置されていて、装置間を煙が遮ることで警報が作動する仕組みとなっています。
天井に1つだけ設置させているタイプに関しましては、火災警報器自体を物理的に覆うことで煙の侵入を防ぎ、作動させなくすることはできますが、安全を考慮して、喫煙の直前に行い、吸い終わりましたらすぐに元の状態に戻すようにしましょう。
2つ設置されている場合は、どちらか片方でも物理的に塞いでしまうと警報が作動してしまうので、部屋で喫煙するのを避けるようにしましょう。
万が一、警報が作動してしまった場合は、数分で警報が止まりますが、製造会社別に対処方法が変わりますので、説明書の確認や日本火災報知機工業会のHPの警報が鳴った時の対処の項目をご確認頂くようお願いします。
■最後に
大人数で複数のシーシャ台を使用する場合は、『熱式(定温式)』『煙式(光電式)』に関わらず、シーシャ台の安全の確保や、導線の確保に努めると、より安全にシーシャを楽しめるようになっています。
再三の周知になりますが、もう一度。
※この記事での記載はあくまで、シーシャを吸う時間のみの処置となります。
シーシャを吸い終わり次第すぐに、正常な状態に戻すことと、喫煙中はシーシャのみに限らずその他の要因での火災に気を付けるようお願いします。
不安に感じた方は日本火災報知機工業会等のHPをご確認頂ければ、より安全安心にシーシャが楽しめることと思います。
安全を確保して、より楽しいシーシャライフをお過ごし頂ければと思います。