ばんびえんの歴史の発端と失敗から学ぶシーシャ(水タバコ)屋経営

  • URLをコピーしました!

ばんびえんのオーナーであるりょーさんに、ばんびえん開業当初の失敗談を教えてもらいました。立ち上げ当初はこういう失敗がある。という事例と、それらの解決方法や、りょーさんならでは?の失敗談も相まって、今のばんびえんからは想像もつかないカオスな歴史が紐解かれているので、最後までお楽しみください!

目次

①オープン日の所持金4万。

 

2013年8月16日、ばんびえんオープン。記念すべき初日の売上は¥38,500でした。

このままいけば月売115万じゃん、ラッキー。店舗って楽勝だぜー!

 

次の日、2日目の売上¥10,500……。

 

みんな、さようなら………………。

 

夢を追い、現実を全く見てなかった1人の男の実話です笑

 

友達も少なく、頭も悪く、SNSもやっていなかった、お盆にオープンしたぼくは、いきなり家賃というプレッシャーに押し潰されそうになりました笑笑

 

余剰資金、運転資金は絶対に多く用意しておいた方がいいです。貧すれば鈍する。

店舗を始めて新しく学んだ言葉です。

スペースはあるのにソファーが買えず、ただの空白の場所を眺めるのは辛かったです。さらに、オープン当時は全部でシーシャパイプ10本くらい。運良くお客さんがいっぱい来てくれたのに洗わないとパイプが足らなくて、なかなか提供もできず、精神的にも死にかけました。

金が無いからソファーもパイプも買えない。苦肉の策で、酒瓶を改造して吸えるようにし、謝りながらそれを提供していました笑

内装中に自分が好きで吸いまくったフレーバーの在庫切れ、仕入れるお金も無いから、初日から欠品フレーバーもありました笑笑

 

自転車操業すぎて店の家賃が払えないかも…。が毎月のように繰り返されました。少しでもお金をかき集めるため、自分の家は借りず、店に住んでいました(本当はだめ)。売上の悪い日はキッチンのシンクで頭を洗って、濡れたタオルで体を拭いてしのいでいました。

普通の人なら体力も気力も無くなるんじゃないかなぁと思います。(ぼくは昔、公園に住んでいた経験があるので、壁と屋根があればどこでも暮らせる特異体質です)

オープンから10ヶ月くらいでバイトの子も雇ってみたけど、冷や飯を食わせていました…………。(まじでごめん)

 

すげー適当に、感覚的に言うと、家賃の1年間分以上は最初からあったほうがいいと思います。ばんびえん本店が軌道に乗るまで、2年はかかったのを覚えています。お金の余裕は確実に気持ちの余裕に繋がります。今となっては思えば、「お金を確保する」は、独立する人間にとって、1番最初の大きな仕事だと感じています。

ぼくみたいに、「いっつも自転車操業」にならないためにも、店舗を持つ前の仕事として割り切って、死ぬ気でお金を用意することをおすすめします。

②オペレーションがなくて死んだ。

 

注文をもらったらシーシャを作って、煙が薄くなっていたら炭を替えにいって、余裕があるときにパイプとホース洗って………。その場しのぎの動きしかしていなかったです。ほぼほぼ毎日ひまだったから何とか営業できたけど、効率的に動けるシステムみたいなものは、ざっくりでもいいから無いとやばいと思います。

ごく稀にあった、お客さんがいっぱい来る日は忙しくてテンパってました。炭替えは何分に一回いくのか?ボウルに対して、炭の置き方はどうすれば、自分の提供したい煙が出るのか??何にも決めてなかったから、お客さんが来れば来るほどシーシャが荒れ、満足度が下がって、お客さんが離れていきました。

ヤケになって全台爆煙設定してバカバカ煙出しまくって提供していたら、めっちゃ怒られました笑笑

 

キッチンタイマーを買って時間管理をして、フレーバーの寿命は何グラムで何分なのか、

全て自分が考えてオペレーションを作らないと、結果的にお客さんも自分も、さらにはせっかく働いてくれているスタッフも死にます。

 

過去の自分に会う機会があれば、とりあえずパイプで一発ぶん殴ると思います。 

③毎日日記をつける。

 

忙しすぎて毎日があっとゆーまに過ぎます。

夢だったシーシャ屋をやれていることで、テンパりながらも充実感はありました。

が、毎日学びを探して改善をしていかないと、常連さんは全てを見ているのか、ばんばん離れていきます。

黙っていてもずっと来てくれるもんだと思っていて油断していた時期もあり、接客もシーシャも、無意識で適当になってました。良かった点を探してより磨き、悪かった点は改善して再発防止をする。そんなメモを毎日つけると自分も店も良くなっていきます。

覚えておこうは必ず忘れます笑

「店は店長の器で大きくなる」って言われて、自己嫌悪感がいっぱいになり、毎日ノートをつけることから始めましたが、今となってはやっといてよかったなぁと思うことの1つです。

 

以上で、ばんびえんの歴史の発端と、数々の失敗から学ぶ記事は終わりとなりますが、開業に関する具体的な質問に解答した記事もあるので、そちらも併せて読んで頂くと、りょーさんの苦労が更に伝わりますのでおススメです!

今回はばんびえん初期の歴史に焦点を当てましたが、中盤以降の歴史についてもそのうち触れたいと思っているので、そちらも楽しみに待っていてください!

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

目次