ばんびえん中野店は、おばーちゃんちみたいにのんびりできる古民家風の店舗。
このゆったりした雰囲気とは裏腹に、実は立ち上げはかなりドタバタでした。
ばんびえん10周年の今、なぜ中野店をオープンすることになったのか振り返ってみようと思います。ぜひ、シーシャでも吸いながらゆる~くご覧ください。
え、店舗作らなきゃやばくない?ばんびえん中野店誕生秘話
いまだから言えるんですけど、ばんびえんは元々僕の趣味で始めたお店だったんですよね。だから2店舗目を作る気はなかったんです。
僕がお店を回しつつ、シーシャが好きな人達が副業でアルバイトとして手伝ってくれたら嬉しいな、くらいの気持ちでした。
だからこそ、本店しかなかった頃
とスタッフのみんなにいってたんです。当時は今ほどシーシャやさんも多くなくて、本当にそう思ってました。
そんなある日のこと…
現中野店店長のばなさんが、シーシャへの思いが強すぎて仕事辞めちゃったんです。しかも、相談なしで事後報告。
今だから笑い話ですが、当時は「ふざけるな!」って思いました。笑
でも、もう仕事を辞めてしまったのは紛れもない事実。僕だけでなく、専業スタッフになったばなさんも生活できるように、手を打たないといけません。
これが2017年の年末くらいのこと。こんな勢いでばんびえん2店舗目出店が決まりました。
僕好みの古民家!おもろいからばんびえん中野店はココに即決
2店舗目出店が勢いのまま決まったのですが、当時はまだ物件すら探していません。慌てて店舗探しが始まります。
そんな中、目星をつけた地域は中野。当時、僕が通っていたお店が1年くらいで潰れてしまったこともあり、居場所を作りたいと思ったからです。
というのはカッコよくあとづけした理由。本当は馬場に物件が見つからなかったので、中野が候補に上がりました。
そんな中、内見したのが今の中野店。
と思っていたこともあり、見に行ったんですよね。
そしたら、
- 畳が腐ってる
- キッチンに謎のしみがある
- 柱は腐ってる
あまりにボロくて、笑っちゃったんですよね。
僕が面白いと思った店舗なら、きっとお客さんも笑ってくれるはず、と思って即決しました。不動産屋さんには「本当に他を見なくていいんですか?ここでいいんですか?」って聞かれましたが、直感はゆるぎません。
しかもまさかの「築年数不明」。
一軒家って、リフォームをすると履歴が残るんですが、その履歴にかいてあった初めてのリフォームは1955年。ってことは、その前に建てられた家であることは確定。
こんな面白い物件は他に見つからないと思ったので選びました♪これだけボロい店舗、メンテナンスも大変なのでもう借りません…。
内装業者が高飛び!トラブりつつ中野店完成
物件が見事決まったので、いよいよ店舗の改装スタート。床を全部ひっぺ返して補強材を入れたり、5DKの壁をぶち抜いたりする作業は気持ちよかったです。
内装を整えて、お店の形を整えるぞー!と意気込んでいたら…
内装会社が詐欺で飛びました。笑
…笑えねえ。
元々、リフォーム費用は現金手渡しで、と言われたのでちょっと怪しい気はしていたんですよね。さらに、融資が引けたタイミングで費用の追加請求。
その会社の社長は海外に高飛びしたとかしてないとか…。
ただ、いい人もいるものですね。その会社、社長以外は至ってまともな良い方々でした!
社長以外のメンバーで新たに会社を作り、内装工事を勧めてくれました。おかげさまで、中野店を無事オープンでき、今に至ります。
この職人さんたちはとてもいい方々で感謝していたので、実は高田馬場2号店の内装工事もお願いしたというのが後日談。2号店のお願いを最初にしたとき、向こうの会社はめっちゃ驚いてました。笑
ちなみに、内装工事は順調にいったものの、実は2号店オープンもやっぱりトラブル続きだったんですよね…。そんな2号店誕生秘話は別記事でまとめているので、こちらもどうぞ。
ばんびえん中野店は今日も元気にやってます♪
そんなこんなでバタバタしつつもオープンできたばんびえん中野店。おばーちゃんちに来たみたいなゆるい雰囲気を楽しんでもらえたら嬉しいです。
ちなみに中野店限定で、ボロい店舗の床がきしんでもアルコールの力で気づかれないようにクラフトビールを提供中♪ビール好きの店長ばなさんが、毎回数量限定で珍しいものを集めています。
シーシャ好きな方はもちろん、お酒好きの方やダラーっと過ごしたい方もみんなお待ちしています!